大学院生って何してるの??
大学情報こんにちは!
Selfy代表の野村です。
皆さん、大学生になりたいですか?
私服で学校に行き、受けたい講義を自分で選び、高校までとはあらゆる面で変化がありますよね。
20歳を越えればお酒も飲めるようになり、大学生からアルバイトも始める方も多いと思います。
このように、大学生の普段の学校生活やプライベートのことはイメージしやすいかもしれません。
では、大学院生についてはどうでしょうか?
どんなことを学び、どんな生活を送っているのか気になったことはありませんか?
そこで今回は、大学院生の普段の生活を紹介していきたいと思います。
(あくまで、数学科所属の僕の生活になるため、すべての院生が同じような生活とは限りません。)
大学院生とはいえ、学生であることに変わりはありません。
朝起きて、学校に行き、夕方からはアルバイトに行き、1日が終わります。
研究室自体は常に開いているので、研究室で寝泊まりする学生もいます。
もちろん、研究室には自分の席があり、自分用の机やパソコンが整っています。
そのため、僕自身も休日は、朝7時くらいに研究室に行き、22時くらいまでずっといます。
僕は、一人暮らしのため、研究室に行くことで電気代が浮くのも地味に助かります笑
また、研究室にUber Eatsを届けてもらったり、歯磨きなども研究室でします。
もはや家にいるのと変わりませんよね笑
(僕の後ろ姿です笑)
また、学部生(普通の大学生)との大きな違いとして、卒業に必要な単位数が大きく異なることがあげられます。
学部生は4年間で124単位前後が必要ですが、大学院は2年間で30単位前後であることが多いです。
そのため、受ける講義数も少なくなり、その分、自分の時間が増えます。
自分の時間を確保して、研究を進めたり、就職活動に励んだりなど、時間の使い方は様々です。
僕の場合は、数学科ということもあり、皆さんがよくイメージする、大きい実験器具をなどを使った実験はありません。
その代わりに膨大な量の証明をしています。
難しい問題だと、証明し終えるのに3週間も費やすことがあります。
証明をすることで、理論的には正しい(成り立つ)ことを確認し、そのあとに、パソコンを用いて実生活にも活かせるのかという数値実験をします。
数学は、現代のあらゆる学問・技術の基盤となるため、少しも抜け目があってはいけません。
扱う内容が抽象的であるがゆえに、正直、「この研究は何に役立つんだろう……?」と疑問に思うことが多々あります。
しかし、数学が確立したことにより、化学・物理などが急激な進歩を遂げ、現代のインフラに大きく貢献しています。
シャンプーや化粧水、電車やロケットなど全ての根源となっているのは数学と言っても過言ではないと思います。
すこし話がズレましたが、大学院生は研究がメインです。学会発表などにも参加するようになり、その分野のスペシャリストへの第一歩を踏み出すのです。
僕は数学が大好きですし、皆さんにもこの面白さを少しでも伝えられたらと思い、現在の活動をしています。
高校までの数学は、"解ける or 解けない"の世界かもしれません。それゆえに、苦手意識を持ってしまったり、数学が嫌いになる人が出てきてしまいます。
しかし、本来の数学の姿はもっと親しみやすく、身近な存在なのです。
もし少しでも数学について知りたいと思った方は、数学科の門を叩いてみることをおすすめします!
次回もお楽しみに!!